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扉のこじ開け侵入の防止。その1

先日、知人の紹介で扉をこじ開けられて侵入被害にあった方がおられるので応急で何か対応出来ないだろうかと相談を受けました。

現場で状況を確認させていただきました。状況はかなりひどく、扉は大きく反り返ってしまい、板金では対応しきれないぐらい曲がってしまってました。扉は基礎からやり直していただかなくてはならず、窃盗被害も合わせると大変な被害になったかと思います。

 

今回は応急対応として、補助錠を室内側から取り付けました。しかし、このようなこじ開け被害、どのような事前対応がいいのか?私の経験や、同業者からのアドバイスを元に、メリットやデメリットを書いてみたいと思います。

 

防犯カメラの取り付け

メリットとしては犯人の動画を撮影することができ、動画を警察に提供することにより被害の証拠品となり、犯人逮捕の決め手にもなりうります。また、目立つ所に設置することにより威嚇になります。侵入窃盗犯の心理として目撃や犯行を撮影されるのはとても嫌な事のようで、侵入窃盗犯にはかなりの効果があります。

最近では本物と見た目が同じようなダミーカメラなどもあるので、威嚇になりえる場合もあります。

 

デメリットとしては、窃盗犯が外国人の場合です。国籍等を持っていない外国人窃盗犯の場合はカメラに映ることを気にすることがなく、平気で扉を壊したり、窓ガラスを割り侵入してくることです。

また、顔を隠して侵入してくる場合もあるため必ずしも有効なわけではありません。

 

私的な考えでは防犯カメラ使い方によっては効果はあるかと思います。室外だけではなく室内にも設置し、さらに遠隔でスマフォ等に映像が見れるようにすれば、不審者が写った場合はその場で警察に通報することもできます。遠隔のカメラ機能を設置してることを警察に知らせれば警察も動いてくれます。

 

 

センサーライトの設置

メリットとしては、窃盗などを目的とした侵入者は、目撃されること、大きな音が出る事を嫌がる傾向があります。

裏口や、勝手口など、暗くて人目に付かない場所にはセンサーライト(警報音付き)はかなり有効な防犯機器です。

センサーライトは人の動きを感知してライトを照らし、警報音を出します。侵入者はライトに照らされ、警報音で威嚇するので、侵入前の威嚇には有効だと思います。

 

デメリットとしてはセンサーの位置設定が非常に難しく、予想外の反応をしてしまう事があります。また、反応するのは人間だけではなく、動物やゴミなど動くものには何でも反応してしまうため誤報なども多くあります。

 

誤報もありますが、侵入前に威嚇できる防犯機器としてはとても有効なものであると私は思います。

 

 

補助錠、防犯ガードプレートの設置

補助錠はご存知の方も多いいのですが、いわゆるワンドア・ツーロックの事です。鍵は増やすことによってこじ開けはしにくくなります。

ガードプレートとはカンヌキ部分にバールを入れさせないために取り付けるプレートで、扉と扉枠の間を隠すためにも使われています。

 

メリットとしては扉のこじ開けや、ピッキング等の侵入防止に効果的で、侵入者をあきらめさせる効果も期待できます。開き戸でしたらカマ錠と呼ばれる錠前はこじ開けにはとても効果があります。私の経験上、途中であきらめた窃盗侵入者もいました。カマ錠とはアイキャッチ画像に設定しているようなカンヌキ部分の先が鎌状になっている錠前です。

 

デメリットとしては扉の強度によっては効果が期待できないことです。鉄扉扉ならある程度の効果は期待できるのですが、アルミ扉等では補助錠の数を増やすだけでは効果がないと思います。場合によってはカマ錠を使う事をお勧めしています。

 

こじ開け侵入の防犯対策は他にもあるのですが、続きは次のブログで記載したいと思います。

 

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