作業・施工内容

引き戸錠の調子が悪いとの事で一度見てほしいとのご依頼でした。

Tさんのお話だと1年ぐらい前に交換されたそうなのですが、ずっと調子が悪く、取り付けてくれた業者さんに何度も調整をしていただいてたそうでした。

何度か調整されたそうなのですが、良くならないので今回当店にご相談いただきました。

錠前はWEST製の召し合わせ錠。引き戸錠では使いやすくてとても人気のある錠前です。

まずは状況確認のため錠前の動作確認をしました。

開け閉めはしずらかったのですが、錠前本体には異常はありませんでした。

となると、錠前の表と裏の中心がズレて施錠解錠がしにくくなっているはずです。

このズレは扉の歪みによって生じるか、錠前の取り付けが甘くズレてしまう事によって生じます。

今回は錠前の取り付けに問題があったために生じたトラブルでした。

扉には以前の交換前にかなり大きいサイズの錠前が取り付いていため、切り欠き部分が大きく、補強プレートを取り付けてから錠前を取り付けます。

前の業者さんもこの補強プレートを使い取り付けされていたのですが、錠前にセットされているプラスチック製のプレートを使い補強をされていました。

本来ならばこのプラスチック製のプレートで大丈夫なのですが、何度も調整をやり直すことによってすっかり弱くなってしまっていたのです。

Tさんにも状況を話しプラスチック製のプレートを取り外し、アルミ製のプレートに入れ替える事を提案させていただきました。

アルミ製プレートなのでかなり頑丈な取り付けになります。これでもう中心のズレはなくなるはずです。