作業・施工内容

今回は少し難しい依頼だったのですが、会社の裏口の鍵を自動で閉まるようにしてほしいとの依頼ででした。

元々はアルファ製の握り玉本締錠が付いていたのですが、扉厚、バックセットなど、自動施錠を取り付けるには非常に難しい条件が多いいため、加工をして全く違う錠前を取り付けなければいけません。

お客様でも数社お見積りを依頼されたそうなのですが、全て断られ当社のみが対応可能だったそうです。

選ばせてもらった錠前はGOAL製、ピンシリンダーUS-8。

特徴は室内側はノブを回せば解錠。扉を閉めれば自動で施錠状態になります。室外側からは鍵を使わなければ扉を開けることは出来ません。

この扉の構造ではとても多くの加工が必要になるため多く工務店、サッシ屋、鍵屋は避けたり下請けに投げたりするようで、最終的に当社に御依頼を頂けました。

工事内容はまず扉に大きく穴を開けさせていただけなくてはなりません。

直径で言えば約５．５ｃｍぐらいなのですが、元々別の錠前で、サイズも違うものを取り付けるためかなり厄介な作業です。

次にフロントの加工なのですが、この部分は良い加工用のプレートがあるためさほど問題なく加工は可能です。

最後に元々あった穴を塞がなければいけないのですが、これも綺麗に仕上げることが出来ました。

お客様は電動で、暗証番号を利用したものをイメージされていたようですが、扉の構造上電気錠を取り付けるのはほぼ不可能で、扉や、扉枠を全てやり直すにも予算的に合わないとの事で今回の錠前となりました。