作業・施工内容

物置の鍵が折れたので何とかしてほしいとの相談がありお伺いさせていただきました。現場の状況を確認させていただいたところ、鍵が折れて錠前のシリンダー内に折れた鍵が残ったままになっていました。

折れた鍵を取り除くのはシリンダーの構造によってはとても簡単なものもありますが、今回はディスクシリンダー。折れた鍵を取り除くには少々難しいところもありますがなんとかなりそうなので見積もりをさせていただき作業をさせていただくことになりました。

見積もり後、私も少し驚いたのですが、当店での見積もりの前に他の業者に見積もりを依頼されたそうなのですが、鍵折れ抜きで5万円の見積もり。一体どうやったらそんな見積もりを出せるのか？

さすがにお客様も物置の半分の価格は払えないとキャンセルされて当店にたどりつたそうなのです。

では話は戻りまして作業内容ですが、このタイプの錠前で難しい部分とゆうのが、まず「シャッター」です。

「シャッター」とは鍵を抜き差しする入り口部分に、ホコリや雨水を入りにくくするために薄いプレートで鍵穴を隠すカバーの事です。この「シャッター」は外から内側に入り込むためシリンダー内に残った折れた鍵を抜くためにはシャッターを内側に倒し込みながら鍵を抜かねばなりません。

もう一つ鍵抜きを難しくさせているのは内部のピン構造です。

ディスクシリンダーの多くは上下の2方向から平らなピンを使う構造になっています。このピンが鍵抜きの邪魔をしているため折れた鍵を抜きにくくしているのです。

「シャッター」と「ピン」を押さえつつ鍵抜き作業をいたしました。作業時間は約15分にて折れた鍵を取り除くことが出来ました。

折れた鍵を取り除いた後は、予備の鍵で鍵を開け、作業は無事終了しました。